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作品評

  • 2024年6月17日
  • 2024年6月17日

内田樹著『勇気論』第1章への同意と反論

    内田樹著『勇気論』を読んでおり、現在、第1章にあたる1通目を読み終えた。この時点での、内容についてまとめ、賛同と反論を論じる。   勇気論 内田樹著 posted with ヨメレバ 勇気論 Amazon Kindle 楽天ブックス     本書について   本書は、著者の内田と編集者の古谷が、手紙(Email)のやりとりをしてい […]

  • 2024年6月12日
  • 2024年6月12日

コスパ思考は罪か 【ウルトラ・ニッチ書評】

    浜田寿人著『ウルトラ・ニッチ』を読んだ。実に興味深く、2時間ほどで読了してしまった。 この本において、特に気になったのは、p.160-178にかけて、そしてその後も言及される、コストパフォーマンスや安売りに対する批判である。 コスパという言葉はダサいので、なくすべきだという主張までなされている。(p.165)   本記事では、その著者の主張をもとに、コスパとは […]

  • 2024年5月18日
  • 2024年5月18日

名探偵コナン 映画『100万ドルの五稜星』の批評 

2024年公開の劇場版名探偵コナン『100万ドルの五稜星』の感想・批評をnoteにアップしました。 映画は、観ていて楽しかったですし、楽しませようという制作者の意図も伝わりました。 ただ、やはりストーリー的な問題点が多かった印象です。そのあたりの批評がメインになっています。 コナンの映画は毎年楽しみにしているので、その分内容が辛辣になったかもしれませんが、お許しください。

  • 2024年2月5日
  • 2024年5月8日

『コンビニ人間』異常と正常の考察【書評】

今回は、村田沙耶香著『コンビニ人間』について、考察したいと思う。 今回の考察のテーマは、「まとも」と「まとも」じゃないということについてである。言い換えれば、「正常」と「異常」である。このテーマは、この小説を読んだ人ならば、考えざるをえないものであるため、この小説の核心的なテーマであるといっていいだろう。 具体的には、「普通の人」がもっている「普通さ」とはいったい何なのか。そして、主人公は「異常」 […]